都市の再開発・業界に対する取組み|ESG|日本プロロジスリート投資法人

Nippon Prologis REIT, Inc.ESG

都市の再開発・業界に対する取組み

  1. ホーム
  2. 社会貢献と企業としての責任
  3. 都市の再開発・業界に対する取組み

都市開発に伴う環境及び社会への配慮

プロロジス・グループは、物流適地の土地を取得し、環境に配慮した施設開発を展開しています。また、土壌汚染対策を行い、新たな物流施設用地として整備することもあります。さらに、公共交通機関からのアクセスに配慮した開発を行っています。

地域開発(プロロジスパーク猪名川2)

  • 「プロロジス猪名川プロジェクト」は、2015年より猪名川町と官民一体で計画を進めた開発プロジェクトです。時代に合わせて町とともに発展する物流プラットフォームをめざし、経済活性化、雇用創出、防災、環境保全などの面から、地域コミュニティの豊かな暮らしづくりに取り組んでいます。
  • 開発地には、周辺住民の方や施設で働く方が利用できる約4,000㎡の公園と、約8,000㎡の防災広場を整備し、猪名川町へ提供しました。防災広場は、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用されています。
  • 施設内には、地域の方も利用できるカフェテリアとコンビニエンスストアを含め、休憩スペースを3か所に設け、働く方が憩い、くつろぐことができる快適な場を提供しています。

「ハミングロード」(プロロジスパーク習志野4)

  • 「ハミングロード」は、千葉県習志野市の北東部から市の中心部を通って海岸に至る全長約12kmの緑道です。プロロジス・グループは、敷地の一部(1,330㎡)を緑道として開発・開放しました。
  • 国土交通省の「富士山百景」に指定されており、展望台を設置するなど、地域のニーズに合わせて緑道を整備しました。

土壌汚染対策(プロロジス古河プロジェクトフェーズ2)

  • プロロジス・グループは、敷地面積が約175,200㎡にも及ぶプロロジス古河プロジェクトフェーズ2の開発を計画しています。国内におけるプロロジス・グループの開発では、過去最大の規模となります。
  • 基礎工事においては、汚染された土壌が敷地外に拡散しないように、最深で約26mの遮水壁を構築しました。
工事前
完成予想図

自治体との協働による防災への取組み

防災協定の締結

プロロジス・グループは、物流施設が重要な社会インフラとしての役割を担うことを踏まえ、地域社会へのより積極的な貢献のあり方を考えています。その考えのもと、日本において推進している施策の一つが、自治体との防災協定の締結です。
これまでに以下を含む自治体と防災協定を締結し、自然災害の発生時に緊急避難場所を提供することを取り決めしています。

  • 兵庫県川辺郡猪名川町(2019年)
  • 千葉県千葉市(2020年)(注1)
  • 新木場・東京消防庁装備部航空部隊(2021年)
  • 京都府京田辺市(2021年)(注2)
  • 埼玉県川島町(2021年)
  • 神奈川県(2021年)
  • 神奈川県座間市(2022年)
  • 大阪府大阪市(2022年)
  • 埼玉県草加市(2022年)
  • 宮城県岩沼市(2022年)
  • 千葉県八千代市(2022年)
  • 茨城県古河市(2023年)
  • 岩手県紫波郡矢巾町(2024年)
  • 茨城県(2024年)
  • 駐車スペースを避難住民に提供する内容となっており、災害により帰宅が困難な方々に車中泊が可能なスペースを提供します。
  • 同市内では、JR及び近鉄の2つの鉄道路線と京都・大阪・奈良を繋ぐ幹線道路が通っており、同市を経由して通勤・通学されている方々が多数います。大規模災害が発生し鉄道等の運行や幹線道路の通行が停止した場合、多数の帰宅困難者が発生することが予想されていますが、この防災協定は同市がその課題を解決する取組みの一つとなります。

防災訓練の実施

プロロジス・グループでは、あらゆるステークホルダーにとって脅威である災害に対応するため、火災や地震に備えた防災訓練を実施しています。

プロロジスパーク東松山

(2022年7月)

プロロジスパーク市川1

(2018年11月:市川市消防局・市川市消防団・浦安市消防局との共同訓練)

プロロジスパーク猪名川1・2

物流業界への貢献

プロロジスアカデミー

物流業務に必要なスキルや考え方を学び、意識を変え、自ら変革を起こせる人材を育成するため、プロロジス日本法人は2019年に「プロロジスアカデミー」を設立しました。本アカデミーは、少人数・双方向のコミュニケーションで進められ、技術革新の現場を見学するファシリティツアーを含むプログラムへの参加により、物流業界のリーダーとなる人材を育てることを目指しています。

早稲田大学大学院商学研究科寄附講座「ロジスティクス・SCM」

プロロジス日本法人は、物流・ロジスティクス業界の人材育成及び業界の創造的な進化を支援することを目的として、2006年より継続して、早稲田大学へ寄附講座を提供しています。また、2017年には早稲田大学学部生に対して、プロロジス日本法人社長(当時)の山田御酒が講演を行いました。

セミナーの開催など他社との協業による取組み

共同輸送コミュニティ(2023年1月~)

プロロジスは、物流業界の課題のひとつである共同輸送への取組みを促進し、持続可能な物流インフラの実現を目指すワークショップ「共同輸送コミュニティ」を開催しました。「共同輸送コミュニティ」とは、荷主企業の実務責任者が参画し、企業・業種の垣根を越えて、共同輸送を実現するために必要な情報交換や、成功・失敗事例の共有をする場です。

PROLOGIS CONNECT(2022年6月・8月・10月)

プロロジスのカスタマーと、新規性や独創性のあるソリューションを提供している企業を結び付ける場として、プロロジスが全3回のウェビナーを開催しました。「環境」「雇用」「ロボサブスク」「輸送シェアリング」「倉庫シェアリング」等、サステナビリティに対する多面的なアプローチを含め、多様なテーマを扱っています。

LOGISTICS TODAY主催 危険物倉庫緊急サミット(2022年5月)

輸送・保管サービスの多様化・高度化を背景に、国内の物流業界で注目を集めている危険物倉庫に関するセミナーに参画しました。日立物流・日立物流ファインネクスト・三和建設・プロロジスが登壇し、倉庫不足の原因とその対策について意見交換しました。

日本経済新聞社主催 NIKKEI Real Estate Summit 2022
- 物流DXとESG- 物流業界における変革アプローチ(2022年3月)

不動産協会「物流事業委員会」の委員を担う、野村不動産、三井不動産、大和ハウス工業、そしてプロロジスが4社で協賛し、物流業界が直面する課題(トラックドライバー不足や労働環境、調達不足など)の解決と、地域への貢献や環境を考慮した事業展開について取り上げるセミナーを開催しました。

物流博物館のためのボランティア

プロロジス・グループの従業員は、物流博物館の活動にボランティアで参加しています。集配車、蒸気機関車、輸送船など、物流に関わる乗り物の工作キットを作成し無償で博物館に提供することで、子どもたちが工作を通じて物流の世界に親しめるよう支援しています。物流に特化した博物館として日本で唯一の物流博物館が社会へ果たす役割は大きいと認識し、プロロジス・グループは継続的にサポートを提供しています。

業界団体との関係

物流不動産業界への貢献として、プロロジス日本法人の代表は、一般社団法人不動産協会における物流事業委員会の委員長を務めています。プロロジス・グループが日本の物流不動産業界を代表し、政策・税制に関する改正要望や統一ルールの制定などにおいてイニシアチブを執っています。

ESGデータ